ロードバイクのお金をかけるべきところはどこなのか?

自転車
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どうも酢です。

ロードバイクという趣味はそこそこお金が必要ですが、一体どこにお金をかければコスパがよいのでしょうか?

お金が無限にある人は「全部」となるのでしょうが、正直そういう方は少数派かと思います。


また、その人の目指す所によっても変わってくるでしょう。

この記事ではタイプ別にお金をかけた方が良い部位・パーツを経験をもとに考えてみます。

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先ずはタイプ分け

自転車趣味といっても楽しみ方は人それぞれ。私も自転車を趣味にしている理由はいくつもあります。それぞれのタイプによってお金をかけるべき点が変わってくるので、まずざっくりと4つの分類に分けてみることにしました。

主観もありますが、ざっくりと4つに分類してみました。

  • 本格競技志向派
  • ブルベロングライド派
  • ロングライド・ポタリング派
  • 組み立て整備派


だいたいこんな感じ。

それぞれについて解説してみますので先ずはご自分がどれに該当するか考えてみて頂ければと思います。ただ、完全に切り分けられる訳ではないので「何に重きをおいているか」が重要になると思います。

本格競技志向派

このタイプはヒルクライムやクリテリウム等のレース、近所のSTRAVAのタイム更新がメインの楽しみになっている方です。

セグメントのタイム更新が楽しみ


とにかく速く走りたい

そういう人が該当します。

ブルベ的ロングライド派

このタイプは長い距離を走ることで達成感を感じることがメインの楽しみになっている方です。長い距離を時間をかけてというよりかは「制限時間内に行けるところまで!」のような方です。

ブルベ的ロングライド



とにかく遠くまで走りたい

そういう人が該当します。

ロングライド・ポタリング派

自転車で遠くにいって美味しいものを食べたり、観光したりすることを楽しみにしている方です。先述のブルベ的ロングライド派をマイルドにしたものと考えて頂ければと思います。

自転車でカフェめぐりとか


楽しく自転車に乗って、自転車以外のプラスαも求めたい

そういう方が該当します。ほとんどの人がこのタイプに該当するのではないでしょうか。ロードバイク趣味のメインストリームでしょう。

組み立て・整備派

あまりいないと思いますが、自転車いじりが好きなタイプの方です。自転車に乗ることよりも、パーツを集めてきて一台組んでみたり、DIYが楽しみの大部分になっている方です。

整備だって楽しい


自転車に乗るよりもイジるほうが好き

そんな方が該当します。



ざっくり4つに分類してみましたが、「どれも楽しんでいる!」という方もいるはずです。実際、以上4つは私自身が自転車の楽しみに感じている部分でもあるからです。

ですので次に紹介していくパーツはそれぞれの楽しみをより充実させることができるものと考えて頂ければと思います。それぞれについてコスパの高いと思ったパーツをランキング形式で3位まで記載していきます。(自身の経験が元ですので悪しからず)

本格競技志向派がお金をかけるパーツ

タイム短縮、脚力向上に効果があったパーツになります。

パワーメーター

ロードバイクのタイム短縮に最も効果があるのは自身の脚力向上です。これは間違いないです。脚力向上にはトレーニングが必要です。ただ、トレーニングは楽じゃない・・・

楽じゃないならできるだけ効率的・効果的にやりたい。となるとやっぱりパワーメーターが最もオススメです。

ペダル型パワーメーター



効率・効果で言えばパワーメーターを用いたトレーニングに優るものは無いと思います。適当に走るよりもパワーを意識して走った方が自分にかかる負荷を可視化できますし、成長も感じやすいです。

パワーメーターを用いたトレーニング手法が確立されているというのも大きいです。(まだ黎明期を出ていない部分もあると思いますが)



私自身パワーメーターを導入しzwiftを始めてからかなり脚力が上がりました。

効果は絶大。疲れますが。。。



以前は非常に高価だったようですが、現在では3万円台で購入可能です。他にもありますが4iiiiの105用が最安と思って良いと思います。

固定ローラーがあればzwiftも可能ですし、競技志向であれば購入して損はありません。(実際STRAVAの上位ランカーのほとんどがパワーメーターを使用しています)

速くなりたかったらパワーメーター&パワートレーニングは最短ルートだと思います。

軽量ホイール

脚力向上に優るものはありませんが、速度アップに最も寄与するパーツはやはりホイールかと思います。

完成車付属のホイールとカーボンホイールとでは雲泥の差です。平坦で2km/hは変わってしまうのではないでしょうか。ヒルクライムであれば軽量ホイールの効果は絶大です。

高性能ホイールの効果は絶大



高価なものは10万円以上してしまいますが、みんな大好きZONDAや、そこそこ評価の高い中国製カーボンホイールであれば10万円以下で購入可能です。

ZONDAはリムブレーキ用、中国製カーボンホイールはメーカー違い品についての記事ですが、どちらも普通にオススメできるレベルでした。

このZONDAは売却し、また別のZONDAを購入したことがあります。それくらいの安心感

中華というのはもはや失礼かも。

ホイール交換と併せてタイヤも変えてしまいたいですが、私はGP5000推しです。

ポジション出し

完全にパーツではないですが、競技志向であればここにお金をかけておいた方が良いと思います。微妙なポジションだと身体を壊します

ポジションだけでなく、ペダリングフォームも見ておいた方がいいです。私自身、長い間膝痛に悩まされた過去があります。

詳細については下記のリンクを読んで頂ければと思いますが、トレーニングを継続して行っていくためには身体を壊さないことが最優先ですので、パーツ以上に重要かと思います。

膝が痛くなるとトレーニングどころでは無いです。

ブルベ的・ロングライド派 がお金をかけるパーツ

冒険系ロングライドを充実させる(ことが出来た)パーツになります。

地図付きサイコン

もともと地図がついていない、GARMIN EDGE120を使っていましたが、これを地図付きのEDGE530に変更したところ、初めての道がほとんど苦にならなくなりました。

130買うなら頑張って530!と言いたいが、値段が・・・


ロングライドとなると初めての道ばかりでしょうし、とにかく遠くに行きたい状況で道に迷っていては話になりません。地図付きサイコンはロングライドの強い味方になってくれるはずです。

多くの方が「スマホでいいじゃん」と思うと思いますが、いちいち停車してスマホをポケットから出すのも面倒ですし、ロードバイクにマウントするとハンドル周りがごちゃごちゃしてしまいます(好みによりますが)。

地図付きの安心感



走りながらルートを確認できるのはストレスフリーです。


実用可能レベルの地図付きサイコン、かつメーカー品となるとBrytonのRider 750Eが最安かと思います。GARMINは値上がり中・・・


他にも下記にミドルグレードサイコンをまとめていますので参考にして頂ければと思います。

ハイグレードはオーバースペックな面も・・・


穴あきサドル

別に穴があいていなくても良くて、自分にあったサドルという意味です。

ブルベ的ロングライドになると、サドルに座っている時間がかなり長くなります。自分にあっていないサドルだと、おしりが痛くなりすぎてライドどころではなくなってしまいます。

個人的に超攻撃的なサドル、いろんな意味で



4~5時間は問題なくても、10時間以上となるとサドルとの相性は非常に重要になってきます。検証するには長時間乗ってみる以外無いのが難点ではありますが、とにかく試してみるというのが沼を早く抜け出す近道です。

サドルは沼る代名詞

私はセライタリアのサドルをほとんど試すことで、沼を脱出できました。
Flite boost FlowのLサイズは流行りのショートサドルで外観も良くオススメです。(合う合わないは運ですが・・・)

ポジション出し

先述と同様にブルベ的ロングライドメインならここにお金をかけておいた方が良いと思います。なんども言うように微妙なポジションだと身体を壊します

出先で膝痛がMAXになり、ライド不能な状況に陥ると最悪です。

個人的な印象ですが、膝痛は膝へのダメージが徐々に蓄積されて発症するような気がします。今回は問題なくても次回は問題が起きるかもしれません。

クリートウェッジでカント調整



膝痛が起きる前にポジションの再考やペダリングの修正、筋肉の柔軟化はやっておいて損はないと思います。

先日久しぶりにロングライドに出ましたが、全く準備していなかったため、終盤は膝痛が再発してしまっていました。

ロングライド・ポタリング派がお金をかけるパーツ

冒険系ロングライドと近しいですが、身体への負担は軽微なので・・・

地図付きサイコン

冒険系ロングライドと同じく地図付きサイコンが一位です。

初めての道を走ることが多いなら買ってしまって問題ないです。スマホ比で楽さが段違いです。カーナビと同様に右左折のタイミングで迷うこともたまにありますが、間違えたとしてもリルートしてくれます。

少々値は張りますが、パフォーマンスで考えればコスパは良いように感じます。

GARMINはアメリカ企業だからか異常に値上がりしてますのでBryton 750が現状最もオススメなのかと思います。

高性能タイヤ

冒険系ロングライドでも記載したかったのですが、サドルに座れなくなるリスクを考慮して見送りました。

完成車付属のタイヤを使っている方が多いと思いますが、交換するのであればワンランク上のグレードに交換するのがオススメです。

フレームの重量とは違い、値段に応じてリニアに走行性能が変わってくる印象があります。高いものはやっぱり良いといった具合に。

チューブレスも使ったことありますが・・・



ロングライドの出先でパンクは厄介ですし、なにより気分が萎えます。かといって走りが重たいタイヤもNG。

そうなると耐パンク性があって、転がり抵抗も低いタイヤが必要になりますが、私はGP5000推しです。チューブレスも使ってみましたが、結局GP5000になってしまいます。

よろしくGP5000


ホントにパンクしません。Panaracerのクローザープラスとは雲泥の差・・・値段もぜんぜん違うんですが・・・

ラテックスチューブ

こちらも高性能タイヤと同様な理由で冒険系ロングライドでのランクインを見送ったパーツになります。

エンジョイ系のロングライドであればサイコンとタイヤを完成車から変えてしまえば、正直、他は変える必要はないかなと思います。

最近の完成車はギヤはワイドで、スプロケは30tが入っているようですし、メカ関連でロングライドで不自由することはほぼ無いでしょう。

デカイスプロケは脚に優しい



ですので興味があれば使ってみてはいかが?というスタンスでランクインさせて頂きました。

私の推しタイヤGP5000は乗り味が固めなのですが、ラテックスチューブを使用すると同じ空気圧でもかなり乗り心地が良くなります。私も当初は懐疑的でしたが、あまりの変化に驚きました。

交換しても変化を感じにくいパーツは多いですが、どんな方でも乗り心地の向上を感じることができると思います。費用はそこそこかかりますので先述の通り「興味があれば」使ってみて頂ければと思います。


組み立て・整備派がお金をかけるパーツ

そんな人はあまりいないと思いますので、1点だけ

メンテナンススタンド

私自身、同僚用のロードバイクをネットオークションやフリマアプリで購入し、ある程度整備して引き渡すということを10台以上やってきましたが、メンテナンススタンドはもっと早く欲しかったです。

作業効率が違いすぎます。一般的な、くの字のメンテナンススタンドは安定感は無いわ、ギヤの調整はやりにくいわでしたが、こいつを導入してからはそういったことはなくなりました。

値段は10倍ですが、効果も10倍なのでまぁ良いかなと思います。難点はでかすぎて置き場所をとることですので購入は慎重に・・・

最後に

最初に記載しましたが、どれも完全に切り分けることができるわけではなく、レースもロングライドもゆるポタも整備もまんべんなく楽しんでいらっしゃる方も多いと思います。

今回記載したパーツは実際どのタイプにもオススメできるものばかりです。

流石にパワーメーターはゆるポタ派には不要ですが(笑)

うまくスマホを使っている方もいらっしゃると思いますが、個人的には地図付きサイコンが自転車生活を充実させる高コスパパーツかなと思います。やっぱり安心できますし、子供とのライドにも使っていますので。


また今回は挙げていませんが、安全に関わるブレーキも重要です。ただ、ディスクロードが流行っている今、ブレーキが問題となることはあまりないでしょう。リムでも105以上であれば特に困ることは無いはずです。

皆さんの自転車生活の参考にして頂ければ幸いです。

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