どうも酢です。
自転車でロングライドを楽しまれている方は多数派だと思います。
私も、以前は峠のタイムアタック等を楽しみにしていましたが、最近は離れ気味でロングライド・サイクリングがメインです。
ロードバイクに慣れてくると
そろそろホイール交換してもっと長い距離を走りたい
となる方も多いと思います。
そこで悩むのがリムハイト。
かっこいいのはディープリムだけど、坂は楽に登りたい・・・ミドルはオールマイティーだけど、中途半端かなぁ・・・などといろいろあると思います。
メリット
ちょっと考えてみましたが、メリットというメリットは無さそうです。
高速巡航が楽
これは言わずもがなかと思いますが、軽量リムと比較し、高速巡航が楽になります。
30km/hの感覚で漕ぐと31~32km/hぐらい出ている感じでしょうか。
スピーディーなロングライドには力強い味方になってくれるはずです。コースにもよりますが、単独走主体でとにかく距離を伸ばしたいのであればディープリムはおすすめです。
また、30km/hも出さなくても25km/h程度でもその効果を感じることができると思います。
上りは若干不利になりますが、平坦基調のコースであれば無視できるレベルだと思います。
見た目がかっこいい
いきなり見た目かよ。となると思いますが、大事なことかと思います。
ロングライドに行って、美味しいものだけ食べて帰って来る人はいないと思います。どこかで写真を取るはず。
完全に主観ではありますが、最近のエアロを意識したフレームにはある程度のリムハイトが似合うと思います。
せっかく愛車を撮るのであればかっこよく撮りたいですよね。タイムや楽さは置いておいても見た目だけでディープリムを選択するのはありだと思います。
デメリット
メリットは2つ程度、しかも一つは見た目。
デメリットはわりとあるように思います。
漕ぎ出しが重い
これはリムハイトが高いホイールの宿命な気もしますが、どうしても漕ぎ出しが重くなります。
同クラスのリムハイトが~30mmクラスのホイールと比べるとリム重量が大きくなるので構造上仕方がありません。
スタート直後の元気なうちは気にもならないと思いますが、終盤に疲労が溜まってくると漕ぎ出しの重さが気になってくるはずです。
終盤に山越えがあるようなコースだと、レーシングゼロのような軽量ホイールの方が明らかに楽です。
横風に弱い
これも当たり前といえば当たり前ですが、横風に弱いです。
風速が4m/sもあるようだとハンドル取られて怖いと思います。海岸沿いを走る際は当日の風速を気にしておいた方がよいです。
5~6m/sも吹くと怖くてまともに走れなくなります。
当日の天気予報をよく確認すれば避けられるとは思いますが、
天気予報も確実ではないので注意が必要です。
硬い(場合が多い)
リムハイトが高くなると縦方向の剛性が増します。
ただ、材料のグレード、構成、スポークの本数やテンションにも左右されるので一概には言えませんが、硬くなる方向になる場合が多いでしょう。
硬いとどうなるのか?というところですが、これも終盤の疲労に影響します。硬いホイールは疲れます。振動により疲れるといえばいいのでしょうか。
データ的なことは言えないのですが、確実に硬いホイールは疲労度が増します。
私はSCOPE R4Cを使用し、ロングライドにも使っていましたが、やたらと疲れるのでもう少し柔らかいホイールに変更することになりました。
ただ、先述の通り、自身が購入するホイールの種類に依存するので(硬い場合が多い)くらいにとどめておいて頂けると良いかと思います。タイヤやチューブ、運用方式、空気圧ももちろん効くので・・・
結局ディープリムはロングライドに向くのか?
上記を読むとロングライドに対してはデメリットが多いように感じるかもしれません。自分もロングライドの出発前はレーゼロにするかディープリムにするか悩むこともありますが、結局、ディープリムで出ます。山間のコースでもです。
その理由は先述の通りかっこいいから。かっこいい自転車で走ったほうがテンションも上がるし、気分がいいです(その分疲れたとしても)。
ロングライドメインでディープリムを検討されている方は見た目で選んでもいいと思いますよ。私はそうしています。
ミドルハイトのホイールでも良いですが、見た目で選んだ方が後悔が無い気がしますのでマッチングはよく検討したほうが良いです。私自身、SCOPEの白ラベルを購入しましたが、気に入らず黒に塗り替えた過去があります。
そして結局、先述の通り硬さや45mmのリムハイトも物足りないと思い、買い換えることになりました・・・
ロングライドの懸念点である、漕ぎ出しの重さに関してはディープリムでも軽いホイールを購入すれば解決できるかもしれません。コスパの殿堂ICANからかなり軽いホイールが出ています。
重量と金額ベースで言えば、高コスパと言って差し支えないと思います。
とはいえ結構な金額がしますので、リムブレーキ用なら前後で1500g台のカーボンホイールであれば苦労することはあまりないと思います。
評価の高いSuperteamが現実路線でしょうか・・・こっちはリムブレーキ用
こっちはディスクブレーキ用
ホイール選びの参考に頂ければ幸いです。
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