どうも酢です。
登れなかった坂を登れるようになりたい!
そうなるローディーは少なくないはず(私です)。
私は近所の激坂を「足をつかずに登れる用になりたい!」というところからロードバイクの深みにハマってしまいました。
自転車側の対策と乗り手側の対策がありますが、当然、乗り手側の対策の方が効果的です。とはいえ即効性のある対策もあるにはあります。
自転車側の対策
先ずは即効性のある自転車側の対策です。金で解決できる部分ももちろんあります。
スプロケット歯数を多くする
最も効果的と考えるのがスプロケットの大径化です。
費用もグレードによりますが、数千円~1万円くらいで済むはず。交換自体も初心者でも難なくできるレベルだと思います。
ただ、この対策のデメリットとしては速度自体は遅くなると言うことです。
とはいえ、ギヤが足りなくなるとケイデンスが極端に落ちてしまい、筋肉へのダメージが増大しますので、ロングライド等が趣味で脚を温存したいのであれば、迷わず32t、34t等にしてしまったほうが良いと思います。その際はリアディレイラーをGSタイプ(ロングゲージ)に変更しましょう。
どうせならリアディレイラーはアルテグラグレードがオススメです。
効果としては★★★★☆の四つ星といったところでしょうか。1つ減点なのは先述のタイムへの影響です。
クランク長を長くする
テコの原理を考えれば、クランク長は長いほうが大きいパワーを発生できます。
ただ、個人的には体感できませんでした。実際に行ったのは165mm→172.5mmの7.5mm増です。当時は初心者だったので今ならば体感できるかもしれません。
ただ、クランク長の変更は膝への影響も考えなければいけませんし、膝が痛くなりがちな著者としてはあまりおすすめできません。コストも安くないです。
評価は★★☆☆☆の2つ星というところでしょうか。身長にあったクランクを使うのが先ずは良いと思います。
軽いタイヤに変更する
軽量タイヤというかクリンチャータイヤのベンチマークとなっているGP5000はソコソコ軽量で、転がり抵抗も低いです。
それでいてグリップも良いといい事ずくめ。
ホイール交換は最低でも数万円は必要ですが、1万円ちょっとで体感できる効果を得ることができるでしょう。
評価は★★★★☆の4つ星といったところでしょうか。一つ減点なのは現在使用しているタイヤによっては効果を感じにくい点があるからです。
とはいえGP5000はクリンチャータイヤのベンチマーク的存在ですので、コイツを買っておけば間違いはありません。激坂だけでなくロングライドにもオススメです。
軽いホイールに変更する
効果は絶大ですが、コストも膨大なのがホイール交換です。そこそこ軽量なホイールでも数万円します。
鉄下駄からZONDAに変えたときは漕ぎ出しの軽さに驚きました。
その後、レーシングゼロや中華カーボン等のホイールを使ってきていますが、激坂はリムが軽いホイールが嬉しいですね。
ZONDA等のミドルグレードに手を出すのであれば、レーシングゼロを購入してしまったほうが後悔はないと思います。
評価は★★★☆☆といったところでしょう。 効果はあるものの、コストがかかるのが減点の理由です。初心者に数万円のホイールは現実的では無いと思います。(懐に余裕があれば超オススメですが・・・)
軽いチューブに変更する
安いチューブと高いチューブとでは値段は倍以上変わってきますが、もともとそこまで高くないのでコスパはいい方かと思います。(大体1本2000~3000円かと)
軽量タイプのチューブであれば、RACE28比で半分以下の重量となるので体感できないことは無いはず。
ホイール外周部で50g、前後で100gの重量は効果絶大です。ラテックスチューブであれば乗り心地も向上するというオマケ付き。人気なのは下記の商品です。
SOYOは48gのラテックス、エクステンザ、タイオガはブチルの52gです。エクステンザとタイオガは製造元は同じなようです。
タイオガの方がコスパ良さそう。ディープリムなら60mmのバルブ長が良さそう。
評価は★★★★☆の4つ星で。減点なのはパンクした時に悲しいからです・・・
乗り手側の対策
次は乗り手側の対策です。キツい&時間はかかりますが、最も効果的です。
休めるダンシングを習得する(スプロケ交換とセット)
休めるダンシングができると坂を楽に登ることができると言われますが、激坂に関してはあまり意味がないです。
なぜなら、初心者にとっての激坂は体重を使ってケイデンスを上げることが難しいためです。ギヤが足りなくなってしまったら、踏み込むしか無くなるので休むどころではなくなります。
ですので、そうなっているのであれば休めるダンシングを練習する前に、スプロケ交換をオススメします。(32tまでならSSでも装着可能との情報も)
休めるダンシングと言ってもホントに休めるわけではないので評価は★★★☆☆の3つ星で。
筋肉を付ける(結局)
激坂にもいろいろあると思いますが、5kmも激坂が続くというのはあまりなく、殆どが1km未満ではないでしょうか。
そうなるとパワーで乗り越えることになると思います。パワーを出せるようになるには筋肉をつける他ありません。
自分は初心者のときはタバタトレーニングでランジスクワットをやっていました。
私のよく行く激坂の尾張富士においては効果がありました。
結局筋肉かよ!となりますが、効果は絶大かつコストもかからないので評価は★★★★★の満点です。
最後に効率的な手法は??
各種対策はあるものの、コスパで考えたら大径スプロケットと、軽量チューブかなと思います。
激坂メインという方はいらっしゃらないでしょうし、ロングライドメインの方にもロングゲージのリアディレイラーとスプロケットはオススメです。体力温存に一役買うこと間違いなしですので。34tなら登れない山は無くなるのではないでしょうか。
ご参考にして頂ければ幸いです。
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