ロードバイクでの原因不明の膝痛は膝蓋下脂肪体炎の可能性が高い?

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どうも酢です。


2020年の11月頭から膝痛(膝の前側の痛み)を発症し、ここ2ヶ月いろんな対策を行ってきましたが、ようやくトンネルを抜けた感が出てきましたので、これまでの経緯をまとめておきます。


整形外科ではMRIを撮ってまで「特に異常はない」と言われたり、2週間休んでも痛みは変わらなかったり・・・


頼みの綱で接骨院に行ったところ、原因と対策を教えてもらい、現在では大幅に改善しました。(痛みは若干残りますが普通に回せるレベル)


私の場合は膝のねじれにより、膝蓋下脂肪体に負荷がかかり、それにより炎症が発生していたようでした。


これまでの経緯を記載します。

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膝痛発生までの経緯

私のロードバイク歴は3年で、これまで週に2~4回、合計100km程度走っていました。

同年の夏は200km以上のライドに出ても膝痛とは無縁でした。

10月ごろからパワーメーターを導入したこともあって、平日のトレーニングはzwiftメインに。


週のTSSは400〜500くらいだったかと思います。


そして11月初旬20km程度のstravaセグメントでタイムアタックしたところ、左膝に痛みが発生。


痛みは膝の前側で、膝のお皿周辺といった感じ。


ネットでは膝の前面の痛みは膝蓋腱炎(ジャンパー膝)の可能性があると記載されていることが多いです。そしてその原因は重たいギアの踏みすぎ


そういう方もいらっしゃるでしょうが、自分は100rpmで回すことの多いタイプですし、重たいギアはあまり踏みませんので「?」といった感じでした。

とはいえ、痛みは結構な物だったので、2〜3日休みましたが全く改善せず
こんなことは初めてだったので、近所の整形外科にかかることにしました。

整形外科での診断

これまで何回か整形外科にかかったことはありますがその印象は

「レントゲン撮って痛み止め出して終了」


です。「目標をセンターに入れてスイッチ」ばりのワンパターン・・・


今回もそのような状態になることが目に見えていたので、MRIで診て欲しいと伝え、MRIでの検査を行ってもらいました。

その結果

異常なし・・・そして大正義ロキソニンを処方してもらい終了


嘘だろ?またか・・・と


もう整形外科は頼りにならん!と思い、自分で色々調べることにしました。


ネット検索はもちろんですが、論文等も読んでみました。


以下は筑波大学の博士論文です。

https://core.ac.uk/download/pdf/56658805.pdf

鍼治療の効果等を検証しておりましたが、こちらは完全に膝蓋腱にフォーカスしておりました。

原因不明とされた膝蓋下脂肪体炎の症例 | オクノクリニック
原因不明とされ4年間苦しんだ膝の痛み、膝蓋下脂肪体炎の症例。治療の翌日にお母さまと話した際に、まず、ご本人とお母さんが驚いたのは、ずっと1年以上腫れていた「ひざ小僧の下の部分」の腫れが引いていたことです。

原因不明とされた膝痛を改善する方法としてモヤモヤ血管の除去を挙げておりました。この辺りの治療も視野に入れましたがいかんせん高すぎる・・・(保険適用外のため)


これら以外にも色々読み漁った結果、
なんとなくですが膝蓋腱炎ではなく、


「膝蓋下脂肪体炎」では?



と思い始めました。
と言うのも膝の皿の前と言うよりかは膝の皿の下(内部)が痛みますし、膝蓋腱炎の原因になるような重たいギアはそもそも踏んでない。


それにMRIで炎症がみられなかった。と言うところからです。


下記のブログの方は原因不明だった膝痛を克服されており、鍼にいったらかなり改善したとあったので、鍼ではないですが、近所の接骨院にいってみることにしました。

『自転車での膝痛について(4/4)』
こんにちは、なすぴです。自転車をやっていてよく悩みが発生する膝の痛みについて、自分の体験を4記事に分けています。 いままでの記事:自転車での膝痛について(1/…

かなり参考になりました。

接骨院での診断

接骨院の先生に症状を伝えると、「膝蓋腱炎か膝蓋下脂肪体炎ではないか?」とのこと。


実際に膝を診てもらったところ・・・


「膝蓋下脂肪体がめっちゃ硬いです。おそらく原因は膝蓋下脂肪体炎ですね」と言われました。負荷がかかり脂肪体が炎症を起こして硬くなってしまっていたようでした。


痛みが発生していない右膝と比較してかなり硬いようでした。


その日は膝蓋下脂肪体のマッサージをしてもらい(めっちゃ痛い)終了。


その結果、歩行時の膝の違和感はほぼ消失。
ロードバイクにも1時間ほど乗れるように
なりました。(1時間で膝痛が発生し中止)

ストレッチとセルフマッサージ

膝蓋下脂肪体のマッサージで柔軟性が戻れば膝痛が治ることがわかりましたが、1時間で限界がきてしまいます。


接骨院の先生からは膝はもちろん股関節や膝のストレッチ方法を教わり、毎日それを実施しました。メインは以下の3つのストレッチです。

【膝痛専門家が教える】膝蓋下脂肪体マッサージ方法!! Massage of Infrapatellar Fat Pad
【膝が痛い時のストレッチ】太ももを伸ばし膝の痛みを改善※ひざ痛専門トレーナー監修

ただ、1ヶ月間これを続けるだけでは膝痛は解決するに至らず、後日(年末)100km程度のライドに出たところ30km程度で膝痛を発症してしまいました。


結局、ロードバイクに乗っているときに膝がどのような状態になっているか?真因がなんなのかを明らかにし、改善しなければ根本的な解決にはならないと言うことでした。

膝痛の真因を掴むことで根本的に改善

2回目の接骨院への通院の際、先生から


「膝が内側に入っていませんか?脂肪体もそれに伴って傾いている感じがします」と言われていたことを思い出しました。(もっとはよ思い出せよ・・・といったところですが)


そこで、固定ローラーに乗って正面から撮影してみることにしました。
以下はその時の様子

撮影は動画で行いました。すると物の見事に下死点で膝が内側に入り込んでいました


膝に黄色いシールを貼って解りやすくしたのですが、この黄色い点が上下に動かず、膝の上下運動に伴いぐるぐる楕円を描いていました


コレが私の膝痛の真因と言えそうでした。


この楕円運動が治るように各種対策を行ったところ、ひどい膝痛に陥ることはなくなり、普通にトレーニングを再開できています。ました。次はその対策について紹介したいと思います。

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