TEKTROと聞くと、
「完成車価格を安くするために採用されているブレーキ」
という認識を持つ方が多いと思います。
また
「shimano製と比較して制動力が低い」
という方も多いでしょう。
ただTEKTROと言っても様々なグレードがあり、
今回、CAAD12の完成車等に採用されているR741を入手したので、
レビューを記載します。
そもそもTEKTROとは
TEKTROは台湾の自転車用ブレーキメーカーで、
創業は1986年とのことです。
よくわからない海外メーカーかと思いきや、
30年以上の歴史のある「老舗」みたいです。
R741について
上位グレードのダブルピボットキャリパーブレーキです。
ライバルとなりそうな、5800、R7000、6800、R8000と比較してみます。
R741 | 5800 | R7000 | 6800 | R8000 | |
重量(セット) | 300 | 388 | 379 | 335 | 360 |
実売(amazon) | 5380円 | – | 6500円 | – | 9800円 |
中古相場(2020年) | 2500円 | 5000円 | 5500円 | 6000円 | 8500円 |
重量的にはアルテグラ6800程度で軽量な部類に入るかと。
実測重量も156gと154gで合計310gとカタログと遜色ない感じでした。
アルミの鍛造材を使っているので剛性も十分でしょう。
リムブレーキは部材の剛性が制動力に直結するので制動力は十分そうです。
デザインは好みの別れるとことですが、
アーチの空洞や、細身のフレームが軽そうな感じで
私はまぁまぁ好きです。(R8000のがカッコいいですけど)
ただ、他の圧倒的に違うのが中古相場価格
R8000の8500円に対して、2000円台で購入が可能です。
インプレ
レーシングゼロナイトと専用ブレーキシューでの使用ですので、
レーシングゼロのブレーキ性能に引っ張られている感はありますが、
必要十分な制動力です。
同僚が同ホイールを105の5600で使っていますが、
それと比べてもそん色ない(むしろいい)レベルです。
基本的にブレーキ性能はリムとシュー、リムのクランプ力に依存するはずです。
クランプ力はブレーキ部材の剛性と、レバーを引く力に左右されるので、
スペック上妥当なところかと思います。
最後に~R741のメリット~
なんといっても、コスパだと思います。
中古では2000円前後で
アルテグラと同等スペックのブレーキが手に入ってしまいます。
新品でも5000円ですので、新品が良い方は新品で購入されてもいいと思います。
特にシルバーはあまり出物がないですので、
シルバーで軽量なものを探している方にオススメです。
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