どうも酢です。このブログでは初めてのロードバイク購入は中古をオススメしています。理由は新車は高すぎるから。けど中古だと色々不安という方も多いはず。そこで、
・中古のロードバイクでもホントに問題ないの?
・中古で購入する時はどこに注意すれば良いの?
以上のような、中古のロードバイク購入を検討している初心者の方の質問にお答えします。
私自身、ここ数年で中古のロードバイクを10台近く購入し、同僚に勧めてきましたが全員に満足してもらっています。
いろいろ確認するのが面倒な方向けに、最下部に今すぐ購入できる中古バイクをまとめておきましたのでよかったら見てみてください。
中古のデメリット
先ず、中古でのロードバイク購入にはデメリットがあることを把握しなければなりません。
ポジションを自分で決めなければならない
新車での購入の場合はショップの店員がサドル高さや、ステムの高さ等のポジションを合わせてくれるはずです。
しかし中古での購入ではそれらを自分で行う必要があります。特にハンドルの高さと直結するフロントフォークのコラム長さは重要です。
ここの長さが短いとハンドルの高さを上げることができず最適なポジションを出せない場合があります(前傾がきつくなり過ぎる)。
コラムエクステンダーという商品が売っていますが、不恰好になるのでオススメできません。ですのでコラム長さ(コラム残り)は中古購入の際非常に重要です。
コラム長さはどうにも出来ませんが、それ以外のサドル高さ、サドル前後位置、ハンドルの位置等は各所のネット記事や書籍を参考にすれば問題ないと思います。私は下記の書籍にかなり助けられたので、オススメしておきます。
基本的なポジション出しだけでなく、膝痛対策としても有効でした。
消耗品の交換が必要
ロードバイクのパーツには消耗品が多数あるので、中古での購入の際は交換が必要となる場合が多いです。
タイヤ、チューブ、ブレーキシュー、バーテープ、チェーン、各種ワイヤー類 etc.全て交換となると1万円では済まないですね。
ただ、そのようなことは稀で、タイヤとチューブ、バーテープの交換で済むことの方が多いです。これは購入の際、そのような商品を選んでいるからというのもあります。
中古での購入の際は、消耗品交換分の費用も頭に入れておかなければいけません。
最低限の知識が必要
先述の通り、消耗品の交換が前提ですのである程度の知識や技術が必要です。
ただ、コレもこれだけyoutubeが流行っている今、特に問題にはならないと思います。動画を観ながらであれば、消耗品の交換くらい訳ないはずです。
また、中古での購入の際は変速機等の再調整が必要となる場合が多いですがこれも、ネット記事やyoutubeで調べれば問題なく出来るはずです。
どうしても出来なければ近所の自転車屋さんに持ち込むという手もあります。私はコンポ載せ替えの時お世話になりましたが、他所での購入のバイクでも意外と丁寧に対応してもらえました。
自転車屋さんで見てもらうと安心感も出ると思います。というよりロードバイクは高速で走行しますので、不安が少しでもあれば自転車屋さんに診てもらった方が良いです。
購入する際の注意点
いよいよ購入を検討します。デメリットを踏まえ注意する点を記載します。
フレームのサイズ
先述のコラム長さももちろんですが、先ずはフレームのサイズを確認します。
各メーカーがフレームサイズごとに適正身長を記載しています。これは同じメーカーなら年式やモデルが変わってもそのままであることが多いです。
以下例です。(GIANT TCR)
サイズがわからない場合は出品者さんにトップチューブの長さを測ってもらいましょう。その際は上記の画像の通り平行長で測定してもらってください。
トップチューブの長さで大体サイズが決まるので、あとはメーカーのホームページからどのサイズに相当するか調べれば良いです。(550mmであった場合は上記表の場合、Mサイズで適応身長は170〜185cmとなります。)
ただ、上記表の場合172cmの人はSサイズもMサイズもOKということになります。この場合、大き目が良いとか小さめが良いとか各所で議論されていますが、個人的にはどちらでも大丈夫かと思います。
膝に不安がある人は大きめ、そうでない人はジャストサイズか小さめを選べば良いと思います。
膝に不安がある人はサドル前後を最適位置(あるいは若干後ろ寄り)にするのがオススメですが、サイズが小さいとそれが出来ない場合があるからです。
また、小さめサイズはステム長や、シートポスト長の調整の幅が広いので、ポジションを出しやすいというメリットがあります。
フレームの変形・割れ
当然のことながらフレーム変形や割れは要注意です。
アルミフレームで大きく凹んでいるような商品は事故車である可能性もあります。
極端な変形はアライメントがずれてしまっている場合もありますので、大きな凹みが無いかどうかはよく確認すべきです。
商品画像が分かりにくい場合は出品者に問い合わせてみましょう。5㎜程度までの打痕であれば使用上出来た傷としてあまり考えなくてもいいと思います。
カーボンフレームの場合はワレに注意です。
シートステーや、トップチューブ、ヘッドチューブ周辺に割れやそれと思しき亀裂等が無いか良く確認してください。「ワレではないと思うが亀裂有り」みたいな表記の商品は避けておいた方が無難です。
このあたりの曖昧な表記は絶対に出品者に確認すべきです。不安なら現物確認を打診してみましょう。コロナ禍の昨今で難しい部分もあるでしょうが、現物確認を拒否する場合は何かしら言いにくい欠陥がある可能性があります。
現物確認の際はコインチェックが有効です。コインで割れ部と通常部を軽く叩き、音の変化を確認します。割れている場合は音が鈍い音に変わります。
フォークコラムの残り
完全なレース志向でもない限り、ステムの高さ(ハンドルの高さ)はある程度あったほうが乗りやすいです。
初心者のうちからヘッドチューブビタ付けのステムは前傾がキツく運転がし難いでしょう。私の個人的な目安としては20mmは欲しいところです。
ただ、ビタ付けのほうがカッコいいです。
どうしても気に入った車体がある場合はコラムエクステンダーという手法がありますが、先述の通りオススメは出来ません。
ホイールの振れ
ホイールが歪んでいないか?ということです。こちらも出品者に確認しましょう。ホイールを空転させた時にブレーキに当たったりしないか?見た感じ歪んでいないか?と聞けばOKです。
使用上多少は歪んでしまいますし、修正は可能です。近所のイオンバイクでやってもらったこともあります。費用も1000円未満で済みますので多少の振れ(歪み)は気にしなくても大丈夫です
変速機の状態
とりあえず「変速が可能」とあれば安心ですが、気になるのは「フロントが変速不能」「一番大きいギヤに入らない」「変速がもたつく」等の不具合でしょう。
この場合はまず、外観を確認してください。変形や大きな傷がある場合は避けておいた方がいいでしょう。最悪ディレイラー交換となります。そうでない場合はディレイラー調整で復活することがほとんどです。
ディレイラー調整はコツは要りますが手順さえ踏めば誰しもが出来る作業ですのでご安心を。
消耗品の状態
消耗品ですので、そのうち交換が必要ですがそのまま使えるモノが多いほうが投資は少なく済みます。
タイヤ・チューブ
先ず、パンクの有無を確認します。とはいえ、パンクが無くても交換となることが多いです。「使える」レベルのタイヤ・チューブで前後6000円程度必要です。
我々のグループでは以下の商品をオススメすることが多いです。
流行りの25c、バルブ長は42mmで問題ないと思います。以下に一応前モデルのインプレを記載していますので、参考にして頂ければと思います。
チェーン
屋外保管のバイクでない限り錆びだらけで使えないということは無いです。(屋外保管品はそもそも避けた方が良い)
錆びだらけのチェーンの場合は交換が必要です。交換にはチェーン本体と、チェーンカッターが必要となるので、意外とコストがかかります。チェーンのグレードにもよりますが、合計で4000円弱と言ったところでしょうか。
TREKのONEを購入した際はチェーン交換が必要でした。
バーテープ
バーテープは消耗品中の消耗品ですし、費用も1000円程度ですので気にする必要はありません。気に入ったものがあればなんでも良いですが、私はノグチのバーテープをオススメします。
インプレは下記に記載していますのでよかったら覗いて見て下さい。
オススメの購入方法
安く購入するためにオススメの購入方法を記載します。
メルカリよりヤフオク!
メルカリで購入したこともありますが、ヤフオクの方が安価に購入できることが多いです。私の場合8〜9割がヤフオクです。
正確な理由はわからないですし想像になりますがメルカリの方が3〜7万円のロードバイクを探しているユーザーが多いのではないでしょうか?(学生や、若手の社会人と言った方が多い)
需要が多いと必然的に価格は高くなりがちです。中古購入の際はライバルは少ない方がいいですので購入の際はヤフオクをオススメします。
後述しますが、地域別に出品者を絞れるのもメリットの一つです。メルカリは地域別検索は出来ません。
ストアか個人か?
こちらは予算次第です。中古のロードバイクを専門に扱っているようなストアはロードバイクに対する理解もありますし、返品等になった際の手続きも容易ですので安心感があります。
ですがその分、需要が多いため、価格も高くなりがちです。
一方、個人からの購入は返品等になった時にややこしくなる半面、安く購入できるメリットがあります。
この時ですが、「もともと乗っていた人が手放す」といった場合は問題ないことが多いですが、「友人からの委託品で良くわからない」といったような記載は盗難車等の可能性もあるので避けておいた方が無難です。
また、防犯登録等をされる方は(一応義務ですので)譲渡証明書を発行してもらってください。書式は何でも大丈夫です。
https://www.city.edogawa.tokyo.jp/documents/6411/joutoshoumei.pdf
余談ですが、ロードバイクを引退されるため出品している方は、いろいろおまけをつけてくれることもありました。(空気入れや、予備のチューブ、スタンド等)
できれば手渡しを利用!
ロードバイクをヤフオクで購入するとなると、送料は無視できません。ほとんどの出品が送料は購入者負担かと思います。
ですので、直接引き取りができる商品をオススメします。送料は発送方法にもよりますが、3000円弱~10000円弱といったところです。
直接引き取りが出来れば送料の分を購入価格に上乗せできるため、オークションの場合有利です。気になる商品があったら、出品者に直接引き取りが可能か確認しましょう。
また、先述の通り、直接引き取りが可能ということは「商品に自信がある」とも言えます。直接引き取りが可能な時点で致命的な不具合を隠していることは考えにくいです。
フレームセット販売に注意
最近多いのですが、フレームセットを自転車本体のカテゴリで出品される方がいます。
しかも商品写真が完成車だったりします。
完成車のカテゴリで出品するほうが多くの人の目にとまると考えているのだと思いますが、検索システムを考えれば迷惑なだけです。
よくわからない初心者を騙そうとしているのかもしれません(案の定、上記の出品者は0円でホイールを付けるとか言い出しています)。
こういった方はメルカリに多い印象ですが、ヤフオクでもたまに見かけますので、勢いで購入するのは厳禁です。商品名をよく読んで自転車本体であることを確認しましょう。
まとめ
注意点をまとめると
- 商品の状態をよく確認する(出来れば現物確認を)
- サイズが合っているか確認する
- フォークコラムの残りを確認する
ということになります。上記を守れば変な商品を掴まされることは先ず無いでしょう。
中古で出物がそこそこあり、オススメできる車種を下記にまとめましたので参考にしてみてください。
ヤフオクがどうしても面倒だという方に楽天で購入できるオススメの中古バイクを記載しておきます。たまにしか更新しませんので売り切れていたら悪しからず・・・
今すぐ買えるオススメ中古バイク
スペシャライズド ALLEZ SPORT 2016
軽量フレーム。コンポはSORAだが、入門には十分。なれたら載せ替えを検討しても。
リドレー COMPACT 105
少し古いですがリドレーは玄人感があります。価格は高めですが、リセールバリューもそこそこ。しかも10sなので必要十分。
トレック ALPHA 2.1
10s仕様かつ、そこそこ軽量フレームなので入門には十分。タイヤもリチオンがついています。
また、ロードバイクは自転車以外にも必要なものがたくさんあります。なるべく安く揃えたい方が多いと思いますので、以下にまとめておきました。我々のグループで人気の商品ばかりですので、参考にしてみてください。
コメント