Selle Italiaのboost(ショート)サドルを比較!

ハンドル・シート
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どうも酢です。


慢性前立腺炎対策で各種穴あきサドルを物色する中、結果的にSelle Italiaのboost(ショート)サドルを3種試し(Selle Italia以外にも4種試しています)、Novus Boostが一応の終着点とできそうです。


ただ、サドル選びの中で各銘柄の特徴が判りにくかったので、下記に比較したいと思います。


Selle Italiaのショート(boost)サドルの穴あき(superflow)モデルの比較になります。

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主要特性と各種スペック比較

まずは表にまとめます。私は試せていませんがFliteとNovusの次期モデルNovus EVOも加えておきます。

SLRSP-01FliteNovus EVONovus
座面形状少ウェーブほぼフラット(少ウェーブ)(少ウェーブ)少ウェーブ
クッション薄いやや薄い(厚い)厚い
座面固さ固めやや固め(普通)普通
開口部径普通広い(普通)(普通)前後に長い
重量(鉄レールS/L)208/210g200/205g230/233g280g Lのみ255/258g
重量(TiレールS/L)158/163g188/194g194/199g189g Lのみ235/240g
重量(カーボンS/L)122/129g160/165g157/162g165g Lのみ182/187g
()表記は見た感じの印象です。Fliteは試せてないので記載していません。

どのサドルともにレール素材が鉄→チタン→カーボンとなる毎に軽量かつ高額になっていきます。


モデルにもよりますが、1万円→2万円→3万円といった具合です。


同じレール材質でモデル事に重量差があるのはクッション量の差と思えば良さそうです。ですのでFliteはNovusとSP-01の間くらいでしょうか。


メーカーサイトには骨盤の前傾・後傾でサドルを選ぶとあり、私は前傾気味でしたが、後傾の方にオススメとされるNovusが一番しっくりきました。ですのであくまで参考とし、先ずは試してみることをオススメします。


次に個人的に感じた各サドルのオススメな点等を記載します。

SLR boost 最軽量で1番レーシー

オススメな点

  • 最軽量
  • 良くも悪くも固い
  • いい塩梅のウェーブ

サブタイトルの通りで、お尻の形がマッチさえすれば最も軽く、レース向けかと思います。
カーボンレールのSサイズで122gはめちゃ軽です。

座面は硬いが意外とフィット感は良い




ただその分、クッションは薄いのでロングライドにはお尻のかたちがビタビタに合っていないと厳しいかも。

Novusに乗った後だと、確実に「硬っ!!」となるはず。ただ、硬いだけあってフワフワ感は皆無ですし、ダイレクト感は非常に高いです。いい塩梅なウェーブがフィット感を底上げし、ダイレクト感に寄与しているのかもしれません。


わたしにはそこそこ合っていたので、今後も使っていくつもりです。

私にとってはなかなか良かったです。

各社の完成車付属サドルとなっているようですし、今後のスタンダードになりそうな予感がするので、気になっている方は試してみる価値はあると思います。(中古でもけっこう値が付くので気に入らなかったら売却すればいいわけですし)


サイズは2種類ありますが、座骨幅で決めるより乗り心地優先ならLを選べばいいと思います。

Sサイズ

Lサイズ


SP-01 boost 比較的軽量かつサスペンション効果有り!

オススメな点

  • 最も広い開口部
  • サスペンション的効果
  • 比較的軽量

こちらもサブタイトルの通りですが、比較的軽いうえサスペンション的効果で路面からの振動を抑制してくれます。


ただ、私にはその効果以前にお尻の形状が合っておらず、数十分で座骨が痛くなってしまいました。座面のフラットさは随一ですので、そのような座面が気に入る人には良いかも。

おしりの形を選ぶサドルかと思います

また、開口部の広さは同社のboostサドルの中では最も広いと思います。尿道付近への圧迫感が何よりも大事!という方、かつ比較的レース志向であればオススメです。

左右独立の効果は体感できず・・・



正直ペダリングのしやすさ云々の効果は私には感じることが出来ませんでした。ただ、「こんなものもあるんだ!」感覚でトライしてもいいと思います。私も機会があればLサイズを試してみたいと思います。

Sサイズ

Lサイズ

Novus boost クッション厚く乗り心地は最良

オススメな点

  • 前部までの開口部
  • いい塩梅のウェーブ
  • 座面全域のクッション

こちらもサブタイトルの通りですが、ロングライドにも対応できる乗り心地の良さがこのサドルの最大のオススメポイントです。


常時前乗り!という人より、着座位置は通常にしておいて、登坂や平たん巡行の際に前よりに移動する方(自分がそうです)には最良かと思います。

私にとってはベストマッチ


開口部は先端部まで続いているうえ、クッションもしっかり入っているので前側移動時の尿道付近への圧迫を軽減できます。(この辺はこのサドルのセールスポイントと思っていましたが、EVOへの進化で形状が変わってしまいました。)

私の使い方には一番合っていました。

クッションが厚い分、SLR boostの重量差は50g(鉄レール)と大きいですが、快適さを差し引けば何とか諦められる重量差でもあるかと思います。

私にとってはサドル沼脱出の救世主となってくれたので、イチオシのサドルです。
エンデュランス寄りというNovus EVOがLサイズのみの展開となったことから鑑みても、乗り心地優先であればLサイズを選べばいいと思います。

Sサイズ

Lサイズ



先述の通り、先ずはいろいろ試してみるというのがいいと思います。試してダメなら売却して次といった具合に。合っていないサドルだとライドも辛いものになってしまいますから。サドル選びのご参考にしていただければと思います。

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