中部、近畿地方に住んでいるサイクリストなら誰もが一度は考える
ビワイチ
私自身は初挑戦でしたが、どうせならということで愛知県から自走で挑戦してみました。
出発前は距離感や休憩場所、道順等不安が色々ありました。
かかる時間(かかった時間)・距離
私の住んでいる所は愛知県の尾張地方です。よく走りにいく場所は木曽川サイクリングロードです。ですので、その沿線の方であれば参考にして頂けるかと思います。以下STRAVAから
総走行距離は301km、休憩含む所要時間は15時間という自転車人生で最も疲れた一日となりました。
移動時間だけでも11時間以上と一日の半分近くをサドルの上で過ごしたことになります。
私は尾張地方の北の方に住んでいるので、名古屋の方からだともう少し距離が伸びそうですね。ルートにもよると思いますが、一宮市等の西寄りであればもう少し短くなりそうです。
ただ、どちらにせよ300km近い距離を走る必要があるということです。
愛知県→琵琶湖のルート
自走ビワイチで愛知県から琵琶湖までのルートですが、基本的に中山道(国道21号線)を走ることになると思います。交通量が多く初心者には怖いかもしれません。
ただ、旧中山道はアップダウンも多く疲れやすいという難点があるので、トータルでは国道21号線がオススメかと思います。(実際少し旧道を走ってみましたが、すぐに離脱しました)
名古屋近辺であれば、旧41号を北上し、木曽川サイクリングロードに合流すればいいと思います。木曽川サイクリングロードの終点(北方広場)まで進みます。
北方広場から見える、木曽川橋を渡って道なりに進み、
西大垣駅で左折&右折のクランク(下図参照)
そのまま進めば21号線に出ます。
21号線に入ったらしばらく道なり。私たちは自走組と現地組がいて、道の駅近江母の郷を集合場所にしていたので、そこを目指しました。
21号線を西にずっと進むと国道8号線にぶつかるのでそこを右折
1kmほど行くとセブンイレブン米原顔戸南店があるのでそこを左折。信号名も顔戸南
田んぼの真ん中を進めば琵琶湖に出るので、琵琶湖に出たら右折すればあとは一周するだけです。
私たちは先述の通り、道の駅近江母の郷で待ち合わせがあったので、そこを目的地にしておりました。
この道の駅ですが、名古屋方面からのビワイチの拠点にされる方が多いのか、我々以外にも多くのローディがいらっしゃいました。実際駐車場もそこそこ広く、何より高速道路からのアクセスもいいのでオススメできそうです。
また、サイコンにSTRAVAで作ったルートを入れておきましたが、そういうのがなくても青看板だけで辿り着くこともできると思います。
コンビニも点在しているので休憩に困ることはないと思います。坂もそんなにキツくありません。
ビワイチのルート(左回り)
道の駅近江からの道順ですが、我々は左回り(反時計回り)を選択。
自走往復300kmが目標でしたので、北湖一周の150kmです
そもそもビワイチルートは琵琶湖寄りに走ることができる左回りが推奨されているようです。ただ右回りのローディとも多くすれ違いました。
ここで記載するまでもなく、左回りであれば道に青いマーキングがされているので、それを辿れば無事一周できると思います。
が、そうは言っても意外と見落とすのがこういうマーク。何回か先頭のメンバーが見落として道を若干間違えるということがありましたので、初走行の際は注意が必要です。
注意点
注意点というか、事前アナウンス(諸々の案内・ブログ等)があまり無かったのにわりかし重要に感じた点を以下にまとめておきます。
片山隧道(トンネル)
片山隧道に関しては歩道を走れという看板があったのでそれに従いました。
ただ、無視しているローディーもいらっしゃいました。(気持ちはわかりますが)
岩熊トンネル
岩熊トンネル(岩熊第二トンネル)も同様に歩道を走ることが推奨されていました。というより、歩道を走らないとかなり怖いと思います。
ただ、この場所は道案内も目立ちますし、間違える方はそうそういらっしゃらないと思います。
湖西線北小松駅周辺
上の写真のように道路の横断を推奨され、そのまま歩道を走ることになります。
道幅がかなり狭いので仕方がないかと思います。ここは事前に把握しておかないと当日「本当に合っているのか?」とあたふたするかもしれません。
琵琶湖大橋
琵琶湖大橋はそもそも自転車で通れるのか?という所ですが、通れます。無料です。
こちらも歩道を走ることになるので注意です。
ただ、エアロロードやディープリムだと風が強い時は本当に怖いと思います。
私が横断した際は風速4mでしたが少し怖かったです。あまりに風が強い時は面倒でも降りた方が安全かと思われます。
オススメ休憩場所
オススメというか我々が結果的に休憩したスポットを記載します。
ただ、結果的ではありますが、20〜40kmごとの休憩となったので、近江母の郷を拠点にそこそこなペースでビワイチをされる方(30km/h前後)には参考にして頂けるかと思います。
ローソン西浅井塩津浜店〜28km
近江母の郷から28km地点にあります。
時速30km/h前後なら1時間ちょっとで着く距離なのでちょうど良いかと思われます。ちょっと行くと道の駅もあるのでそこでもいいかも。
ローソン近江高島駅前店〜39km
先述のローソンから39km地点にあります。正直20〜30km地点で休憩したかったのですが、思ったような休憩場所がなく、ダラダラとここまできてしまいました。
滋賀県立こどもの国周辺は休憩できる所はあっても補給できる所はあまりないので注意です。
今思えば、下記の場所あたりで休憩できればよかったと思います。
セブンイレブン新旭バイパス店(〜24km)
ここであれば24km地点なのでちょうどいい感じ。
和菓子屋さんのあんぱん〜20km
ローソン高島駅前店から20km地点にあります。
コンビニ休憩ばかりだと流石に飽きるので、1箇所だけグルメ的な要素を入れておきました(グループ内にスイーツ好きがいるので・・・)
左回りルートだと反対車線にありますが、付近に信号があるので困ることはないと思います。
ここのあんぱんは本当に美味しかったです。コーヒーもありますし、トイレもあるので休憩にはぴったり。
ローソン琵琶湖大橋東詰店〜6km
あんぱん屋さんからほど近いですが、ドリンク等の補給のために立ち寄り。この辺りまで来ると疲労の色が濃くなってくるので、休憩頻度が上がっても仕方がないかと思います。
第2なぎさ公園〜1.8km
有名なBIWAKOモニュメントがあるので記念撮影のため立ち寄り。
前回の休憩場所から2km弱なので、ドリンクや補給食に不足がなければローソン琵琶湖大橋東詰店はスキップできると思います。
ファミリーマート近江八幡白王町店〜24.5km
前回の休憩からちょっと長めの24.5km地点での休憩
我々は近江八幡の岬をぐるっと回るルートを選択しましたが、ビワイチ推奨ルートであれば20km程度になると思います。
この半島はアップダウンもあり終盤にはきつかったです。
ファミリーマート滋賀県立大学前店〜13.6km
ちょっと早めの13.6km地点での休憩
ちょっと早めと言いつつもこの時は膝痛に苛まれており、このくらいが限界でした。この地点から近江母の郷までは11kmなので、最後の休憩スポットになります。
所用時間はビワイチだけだと7.5時間ほどでした。
母の郷に帰ってきてからは来た道を帰るだけだったので、道に困ることはありませんでした。体力や膝痛的に困ることは多かったですが・・・
休憩は10〜20kmごとにコンビニに寄る感じでした。サイコンのメーターで10km過ぎたあたりからコンビニを探せばそれで問題ないと思います。
300km走って必要だと思った装備
なんとか無事に自走ビワイチを完走することができました。出発は朝の5時、家に帰ってきたのは20時でした。
ビワイチ含め、「これは必要だったわ」と感じた装備を紹介しておきます。無いとちょっとしんどかったなと思うものを挙げます。
GARMIN EDGE 530
私が使っているサイコンですが、電池の持ちが秀逸で、帰宅時でも30%ほど残りがありました。
心拍センサー、ケイデンス、パワーメーターと接続していましたが、前に使っていた130とは大違い。
あらためてロングライドには電池の持ちのいいサイコンが必須と思いました。
また、地図表示の見やすさも初めて走る道では非常に助けになりました。有ると無いとでは大違いなので、130を使っている方は予算が許せばグレードアップをオススメします。
サイクリングの質がめちゃくちゃ向上します。
明るくて持続時間が長いライトNavi800
当日はそこまで遅くならないだろうということでレザインのmini DRIVE400を持っていきましたが、結局帰宅時間は夜8時でした。
暗くなってからサイクリングロードを走ることになりましたが
めちゃくちゃ暗い
街灯は皆無なので当たり前ですが、そういう場所を走ろうとしたら400ルーメンでギリギリです。miniDRIVE400は最大400ルーメンですが、持続時間が1時間未満程度しか無いため(古いということもあり)バッテリー切れが怖く、光量を2段階落として使用していました。
帰りが夜になるかもしれない場合は「普通に使えるライト」が必須だと思いました。
メイタンサイクルチャージカフェイン200
こういったジェルには縁がなかったですが、現地集合組の先輩に帰り際、お守り代わりにいただきました。
200kmを過ぎてから疲労のせいでぼーっとしてきていたので、コンビニ休憩時にコイツを1本食べたところ、効果テキメン。
かなりシャキッとしまして、関ヶ原の峠も膝痛以外はなんなく突破することができました。
カフェインジェルとは縁がなかったですが、かなり助けられたので次回ロングライド時はリピート確定です。値段もそんなですし。
ただ、味は美味しくは無いですし、かなり食べ難い・・・
Flite Boost super flow
前回の200kmを超えるロングライドではSLRを使っており、終盤は座ってられないほどお尻が痛くなりましたが、今回はまったくそんなことはありませんでした。
お尻に限って言えばまだ余裕があったくらいです。
サドルの合っている合っていないというのはかなり重要と改めて感じました。
Fliteシリーズはロングライドにも使える軽量サドルとして個人的には超オススメです。
最後に
愛知県から自走ビワイチに挑戦される方は多くはないと思います。
ですが、「やってやれないことはない」ので、少しでも興味があればチャレンジしたほうがいいと思います。
我々も琵琶湖大橋を渡るビワイチ(ショート?)だったので、最終的には自走フルビワイチに挑戦しなければと考えています・・・ただ、次回はエンジョイ要素をもっと増やしたい・・・
どなたかの参考になれば幸いです。(いれば)
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