脱初心者の指標の一つである100kmの走行距離
あの自転車メーカーCANYONのホームページにもロングライドといえば100km〜と記載があります。ただ、
初めて100km走るのに何が必要なんだろう?
と考える初心者の方も多いのではないでしょうか?
ルート次第では100kmも10kmも装備は同じ
元も子もないですが、ルート次第では100kmだろうが10kmだろうが装備は同じでOKです。別に100kmだからとか構えなくてもいいです(ルート次第では)。
100kmと言っても30km/hで3時間半、20km/hなら5時間です。
1時間の昼休憩と20分の小休憩を3回でも合計7時間です。
朝8時に出発して、昼3時には帰ってこれます。ですので100kmライドは日帰り前提です。
私自身、30kmのライドも300kmのライドも荷物は大きく変わりません。
替えのチューブを1本増やすくらいです。
あれも必要、これも必要という方もいらっしゃいますが個人的には有ったら良いは無くても良いと思っています。最低限の荷物の方が身軽で体力の消費も抑えられる!と考えているわけです。
装備は充実していれば安心ですが、降水確率0%でレインウェアは不要だと思われますし、昼過ぎに帰ってくる予定で、ライト2灯はオーバースペックでしょう。
また、コレだけコンビニや自販機がそこらじゅうにある時代です。補給地点無しのルートを作る方が逆に難しいと思います。補給地点があれば荷物は少なくできます。
その観点で先ずはルート設定をしてみましょう。
初めて100km走る際のルート設定
初めて100kmを超えるライドに出かける際、周りに何もない山間部を選ぶ方はいらっしゃらないと思います。
ただ、街中を100km走るのはそれはそれでしんどい。
初心者にはサイクリングロード+αをオススメしたいです。サイクリングロードであれば、自動車は走っていませんし、自分のペースで走ることができます。
また、トラブルが起きた際、他のローディに助けてもらえるかもしれません。実際にチューブを使い切ってしまいパンク修理不能になった方をお見かけしたことがあります(私の同僚がチューブを譲ることになりました)。
逆に私がパンク修理をしていると「大丈夫ですか?」とお声かけしてくれる方もいらっしゃいました。他人のご厄介になることを前提としてはいけませんが、リスクを低減できることは事実です。
ただ、片道50kmあるサイクリングロードというのは難しいので、サイクリングロードをベースに一歩外に出て距離を稼ぐ感じが良いと思います。
サイクリングロードがあるということはそこそこ人口があるということ。そうなるとコンビニもそこそこあるはずです。近くにサイクリングロードが無いという方は自家用車や輪行でそこまで行ってしまっても良いと思います。
コンビニがあれば途中補給できるので荷物を少なくできます。
次に途中補給有り・100kmライドの装備をリスト化してみました。
100kmライドに必要な持ち物リスト
私が100kmライドに持っていくものをリストにすると下記になります。
備考 | |
パンク修理キット | システムに合ったものを1回分は必須 |
携帯工具 | ステムとシートポストが調整出来る物 |
ミッシングリンク | 一度壊れた経験あり |
ボトル | 簡易保冷機能付きがオススメ |
マスク | コロナ対策 |
ハンドタオル | 忘れがちだが出番多い |
補給食200kcal分 | 羊羹とかカロリーメイトとか |
お金(クレカ等) | 自販機だと現金のみの場合多 |
保険証 | コピーでも。免許証は怖い |
サイコン | 距離が測れるとテンションもUP |
心拍計 | 10kmくらいだといらないけど |
フロントライト | 目立ったほうが安全 400ルーメン |
リアライト | 同上 120ルーメン |
スマホ | 緊急連絡、STRAVA用 |
アームカバー、レッグカバー、ウィンドブレーカー等の防寒具や、レインウェア等は100kmでは先ず持っていきません。
というのも朝9時出発なら日もそこそこ高くなっていますし、帰宅時間も16時なので気温が落ちきるということも無いためです。レインウェアは天気予報次第ですが、雨が降るような日は避けておいた方が無難です。
上記のリスト、10kmライドと異なる点は、心拍計と補給食だけです。別にそこそこ走れるようになったからというわけではなく、初心者だった頃から変わっていません。
大抵の方がリストから新たに購入するものはほぼ無いと思います。ただ、初心者向けに「コレは」というものを紹介します。
初心者の初100km越えオススメ装備
サイコン(GARMIN EDGE 530)
100km走るとなると、今まで走ったことのないところを走ることになるかと思います。
初めての走る道を単独で走るのは何かと不安。その際、便利なのがマップ機能のあるサイコンです。
私は2000円のサイコン→GARMIN EDGE130→GARMIN EDGE530と使ってきていますが、530を使うようになって初めての道がなんとも無くなりました。
むしろ新規ルートの開拓に一役買っている部分があります。
費用は嵩みますが、初心者の強い味方になること間違い無しです。サイクリングのクオリティがめちゃ上がります。
ただ、そうは言っても高い!ですので、まずはスマホをサイコンのマップ代わりに使えば良いかと思います。
というよりこっちが多数派ですかね。
このマウントはZwift用に使っていましたがスマホを自転車にマウントするには必要十分、取り外しも容易で便利でした。
マップ付きにこだわれば、もう少し安い商品もありますので、検討してみても良いと思います。
補給食(メイタン サイクルチャージ カフェイン200)
コンビニに寄ればウィダーインゼリーやカロリーメイトが買えるので特にこういった補給食に縁はありませんでしたが、最近食べたコイツはマジで効いたのでオススメしておきます。
初めての100kmともなると終盤はかなりヘロヘロになってボーッとしているかと思います。そんな中無理にライドを続けるのは危険です。
この補給食はカフェインがたっぷり入っており、飲んでから30分もすると目が覚めた感じがします(なんかヤバ目な記載ですが)。ただ、あまり美味しくないので、先ずはバラで買って味見してみましょう。
カロリーも1本で100キロカロリー分あるので、これ一本とアミノバイタルのジェルが1本あれば100kmは問題なく走れると思います。
というよりこういった補給食を持って走るとテンションも上がって良いと思います。
100km走るには装備よりもテンションが大事
100km走ると言っても装備はいつもと同じでOKと記載しましたが、気持ちはいつもと違うはずです。
というより違うほうが走り切れると思います。やっぱり先述の通りテンションは大事です。
50km地点に目的地を設けて、そこに行って帰ってくるようなルートがオススメです。
私の初めての100km越えは郊外の有名峠を登って美味しいものを食べて帰ってくるというものでした。
ただダラダラ100km走るより、100kmの中に色々イベントを設けた方が走りやすいはず。
テンションの上がる目的地設定ができると良いですね。
毎年夏は茶臼山までの200kmロングライドを計画していますが、レストハウスの牧場フロートは激ウマなのでキツイのに耐えられる感じです。
最後に
100kmと言っても特に気負う必要はなく、十分休憩をとって走ればどんな人でも走り切れるはずです。
ただ、先述のように補給食を持ったり、美味しいグルメを計画に入れたりするとテンションも上がって走りやすくなると思います。
頑張ってチャレンジしてみてください。
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