自転車通勤を始めようと考えている方にはマウンテンバイクを検討されている方もいると思います。
私は過去に、ロードバイク、ママチャリ、マウンテンバイクで通勤したことがありますが、この中ではマウンテンバイクが通勤に合っているなと思います（私には）。
メリット
先ずはメリットから記載していきます。
スピードが出過ぎなくて安全
自転車通勤ならある程度スピードが欲しい。
かと言ってロードバイクだと25km/hくらいは楽に出てしまいます。通勤される道にもよると思いますが、朝は通勤通学の自動車、自転車も多く、スピードの出し過ぎは危険です。
その点、ブロックタイヤのマウンテンバイクならかなり頑張って25km/h程度なので、スピードが出すぎて危険になることはロードバイクに比べて少ないです。（無理は禁物ですが）
このあたりはクロスバイクと比較しても同じことが言えると思います。
ポジション的に視界が良好
ロードバイクと比較して前傾がきつくなく視界が良好です。ロードバイクでも前傾がきつくないポジションにすればいいですが限界があります。
通勤・通学時は本当に気をつけて走行しないと自動車の左折や歩行者の急な動きに対応できません。
マウンテンバイクの視界の感じはママチャリと同レベルなので、抵抗感も少ないと思います。
高い走破性で転倒しにくい
ロードバイクやクロスバイクのスリックタイヤと比較してタイヤのグリップはかなり高く、滑って転ぶようなことは皆無です。
スリックタイヤだと雨でも滑りまくりますが、ブロックタイヤは雨はもちろん、軽い雪（1cm程度）でも問題なく走行できます。
ただし、完全な凍結路ではブロックタイヤだろうが滑るので要注意です。
リセールバリューが高い
自転車通勤を止めてしまっては本末転倒ではありますが、クロスバイク、ママチャリと比較して、リセールバリューが高いので自転車を手放す際、手元に残る金額が多いです。
ママチャリであれば買い手が付くことも稀かと思いますが、マウンテンバイクかつ、ある程度のメーカー品であればエントリーグレードでも1万円以上の買取価格（ヤフオク）が付くと思います。
オフロード走行ができる
エントリーグレードでもブロックタイヤがついていれば気持ちよくオフロードの走行ができます。山道や河川敷をマウンテンバイクで走ることは、ロードバイクとは違った楽しさがあります。
自動車がギリギリ走行可能な林道であれば、どんなMTBでも大抵は問題なく走行できるはずです。
クロスバイクやママチャリではかなり厳しいのでこの汎用性という点は大きなメリットかと思います。
近所に林道や河川敷がある方やキャンプに行かれる方（持っていくのは大変ですが）は検討してみる価値はあると思います。
デメリット
次はデメリットです、メリットと背反な部分が大きいです。
とにかく遅い
メリットにスピードが出すぎず安心と記載しましたが、ロードバイクに慣れていると「限度があるだろう」というくらい遅く感じる場面があります。
特に向かい風の時は悲惨です。ポジション的にも風を受けやすく、ブロックタイヤの転がり抵抗はスリックタイヤと比較して極端に大きいので全く進みません。
進まなさ過ぎてイライラするレベルです（笑）
この点に関してはクロスバイクの方が良いかもしれません。
タイヤのブロックが摩耗する
ブロックタイヤでアスファルトを走行するとブロックがどんどん摩耗していきます。
タイヤの種類にもよると思いますが、ブロックに荷重がそのまま掛かるので削れやすいのは構造上仕方がないと思います。
通勤にはあまり高価なブロックタイヤは使いにくい印象です。
すぐ摩耗する割にGP5000より高価・・・
クロスバイクと比較して悩んだら
マウンテンバイクでの通勤を検討されている方は、クロスバイクとの差が気になるところかと思います。
フロントサスペンションの有無とタイヤの種類の違いが両者の違いです。
ここは「オフロード走行を検討してればマウンテンバイク」で良いと思います。
オンロードしか走らないのであれば、クロスバイクが通勤自転車の最適解かと思います。
視界良好・そこそこのスピード・そこそこ安い
通勤に最も使われているスポーツバイクはクロスバイクであること（個人の印象）を考えると、メリットが多いなぁと思います。
最も成功したクロスバイク GIANT エスケープシリーズ
これは速そうだし良さそう。SCOTTのディスクブレーキクロスバイクがこの価格ならいいですよね。
ただ、少しでもオフロード走行を考えているのであればマウンテンバイクです。
ブロックタイヤでも通勤出来ないことはありません。片道10kmくらいならなんとかなるかと。それ以上になると私はちょっと嫌ですね。根性にもよるところがありますが、毎日の話ですので・・・
クロスバイクよりはしますが、ロードバイクよりは安い・・・
通勤用自転車選びの参考にして頂ければと思います。
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