アルミフレームの錆び対策

DIY
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どうも酢です。


先日購入したスカンジウムフレームですが、パイプの肉厚が想像以上に薄く錆びは無視できないと考え、ちょっと対策することにしました。



基本はローラーメインになるはずで、汗がつくことがおおいですから。

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そもそもアルミは錆びるのか

勘違いされている方が多いですが、アルミも錆びます
錆びにくく、錆びても目立たないのでそう感じるのかもしれません。


アルミ自体は活性な金属ですが、それゆえ表面に緻密な酸化被膜(バリアー層)が形成されて錆を防いでくれます。

ただ、この酸化被膜が壊されてしまうと錆が発生します。

自転車用途で考えるとそのような状況としては、雨や汗、ドリンク、トライアスリートであれば海水の付着が考えられます。


水滴に含まれる塩素イオンが酸化被膜を溶かしてしまい、そこから錆が進むといった具合です。(この腐食形態は孔食であることが多い)

またそれ以外では電食の発生も懸念事項です。アルミと他の金属を接触させ、そこに電気が通る液体(スポーツドリンクとか)が付着した場合、電流が流れて腐食する可能性があります。ボトルゲージボルトやBB周辺なんかは要注意です。


電位差を小さくする意味でもアルミフレームにはアルミのボルトが良いかもしれません。
(樹脂製のボルトとかダメなんですかね?、PEEKなら強度もそこそこ)


錆び対策手法

内面側

基本的に水滴が付着しなければ錆は発生しないと考えて良いわけで、水がアルミの素地に接触しないような仕掛けが必要になります。


表面は塗装してあるので、大きな問題は無いはずですが、
内面は素地が露出しています。

防錆スプレーなら何でもいいと思いますが、皮膜形成タイプのこいつを購入

こいつを穴という穴から吹いていきます。
吹きすぎて垂れてくるとそれはそれで問題なので加減します。

ひととおり吹き終えて完了

表面側

表面側は塗装がしてあるので、あまり気にしなくていいと思いますが、錆び始めている箇所は表面積が増えることからさらに錆びやすくなっているのでタッチアップしておきます。

ダウンチューブのFDバンド取り付け部は結構腐食していました。

ダウンチューブ部

購入したのはコイツ

塗る前にサンドペーパー研磨し、パーツクリーナーで脱脂しておきます。

ちょこちょこ穴(孔食)が発生してますが、穴はそこまで深くないので大丈夫そう。ここをタッチアップペンで塗装していきます。

どうせバンドがくるから仕上げはテキトーで(笑)

最後にガラス系のコーティングをしておけばなおいいと思います。


シリコーンスプレーを塗布して拭き上げるだけでも少しは効果があるかと。とにかく水を遠ざける処理が必要です。

最後に

一通り錆び対策が完了しました。結構苦労したので、丈夫なカーボンフレームの方が実は手間が少ないのかもしれません。

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