古いマウンテンバイクを安く1×12化する方法

DIY
スポンサーリンク

どうも酢です。

MTBを購入し、

酢

フロントシングル化してみたい!

と思う人も少なくないはず。
また、どうせなら1×12化に挑戦したいと思う人も少なくないはず(私です)。

けどshimano純正品で12速化をしようとするとホイール交換が必要だったり、結構なコストがかかります。

そこでサードパーティー部品を駆使し、安価に1×12速化を行うことにしました。

結論から言えばリア8速以上のMTB用ホイールであれば2万円ちょっとで1×12化が可能です。この記事では1×12速化に必要だったパーツを紹介します。

この方法(そんな大層なものでもないですが)であれば、旧式(エンド幅135mm )のマウンテンバイクでも1×12化が可能です。

スポンサーリンク

1×12速化の障壁(マイクロスプライン⇄HG)

マイクロスプライン

旧式(エンド幅135mm)のshimanoのMTB用ホイールで12速化しようとするとマイクロスプラインが障壁になります。純正の12sカセットはマイクロスプラインにしか対応していないからです。


ホイールハブのカセットを取り付ける箇所の溝が細かく、従来のHGハブ(この呼び方でいいのかは謎)には取り付け不可能です。

こいつが12速化唯一の障壁と言っても過言ではないです。


shimanoから135mm幅でマイクロスプライン、クイックリリースのハブが発売されていますが、ホイールの組み替えが必要となるので面倒・・・(工賃もかかるでしょうし)

高級なリムを使っている方にはこのパーツが救世主でしょう。


ただ、ハブだけで6000円、工賃を含めたら1万円オーバー。私のメインはロードですし、たまに山遊びするくらいなので、先ずは12速が味わえればそれでOKです。


ですので、ここはサードパーティーの力を借りることにします。

12速化の救世主 sunshine製スプロケット

なるべく安く、てっ取り早く12速化するにはshimanoのHGハブに対応する12速のスプロケットが必要になります。

で、みんな大好き中国サードパーティーからこんなものが販売されておりました。

この手の商品は同じものをブランド名を変えて販売しているケースが多いです。私はsunshineというブランド名でしたが、現在は上記のブランド名に変わっているようです。

他に入手可能なものは以下があります。

Lixadaはサードパーティーメーカーですし、安心感は高いかと。リアのスプロケも46Tあれば十分な気もします。フロントのチェーンリングにもよりますが、私の場合50Tを使うシーンはほとんどありません。

これらはshimanoのHGハブに取り付けることができる12速のカセットです。これがあれば、既存ホイールの流用が可能です。私はこの製品を使い、M6100の変速系で1×12速化することにしました。


注意点としては既存のホイールが8速以上であることが条件となることです。8速以上であれば、このスプロケットが装着可能です。


(この辺りロードと比べると互換性が高く羨ましいですね)


次に必要なパーツを列挙します。

1×12化に必要なパーツ一覧

最安を目指して選んでいきます。コロナによる世界的な自転車ブームで国内では在庫が枯渇気味なので、検討中の方はある時に買ってしまうことをオススメします。

SL-M6100-R

シフトレバーに関しても中国製のものがありますが、変速系はshimanoを選んでおいた方が無難。現在(2021/11月)は品薄みたいですが、来年度以降は復活するとのこと。

12速系最安のDeoreグレードを選定


ディスプレイ付き


ディスプレイ無し

だいたい4000円弱で購入できます。


私はディスプレイ付きを海外から購入。(amazonでは3735円)

RD-M6100-SGS

リアディレイラーもDeoreグレードを選定。値段の割にカッコいいです。

このグレードは51tまで対応しています。

正直とんでもない貧脚でなければ51tも必要ないと思います(フロントのチェーンリングにもよりますが)。

こちらも海外から購入しました。(amazonでは5962円)

CN-M6100

チェーンもDeoreグレードを選定。

こちらも海外から購入しました。(amazonでは3061円)

sunshine 12S 11-50t

先述の12速スプロケットです。

こちらも海外から購入しました。(amazonでは5860円)

ギアは

11→13→15→17→19→21→24→28→32→36→42→50となっています。

一方9sが

11→13→15→17→20→23→26→30→36なので、後半ギアが追加された感じになっています。

ナローワイドチェーンリング

フロントシングル化に伴い、ナローワイドのチェーンリングが必要になりました。

で、選んだのはコレ

11sまで対応とありましたが、12sでもとりあえず使うことはできています。(ハードに使う場合はわかりませんが、通勤やたまの山遊びでは問題ないです)

こちらはamazonで購入(950円)。

購入の際はBCDに注意です!

チェーンリングボルト

フロントシングル化に伴い、チェーンリングボルトが必要になりました。

私はトリプルクランクからの変更だったので、ダブル用のボルトを購入しました。

その他

大抵は上記のパーツだけで事足りるはずです。が、チェーンリングレンチやクランク外し工具も必要になる場合があるので要注意です。

いよいよ1×12化!

もともとは3×9速でしたが、パワーメーター導入のために、ホローテック化&フロントシングル化を行なっていました。

Deoreグレードのクランクを導入

早速やっていきます。

先ずはリアホイールを外して、スプロケを交換してしまいます。

圧倒的な存在感

流石に50tともなるとデカさが違います。(716gもありますが)


ブレーキディスクよりデカいです(笑)
このsunshine製のスプロケットですが、思いの外しっかり出来ています。


特にトラブルもなく単純に入れ替えるだけで装着できました。

デケェ

スプロケが入ったら、バイクに装着してしまいます。その方が作業しやすいですから。

この後はチェーンを切って取り外します。それから、FD、RDを取り外します。その際はワイヤーは切ってしまって問題ないです。


FD、RDが取り外せたら、グリップを取り外します。パーツクリーナーを使う方法が楽で簡単です。

ハンドルグリップの交換とバーエンドの取付方法

グリップが取り外せたら、ブレーキレバーをハンドルバーから取り外して、シフトレバーを取り外します。


後はRDを取り付け後、シフトレバーを取り付けて、ワイヤーを通し、チェーン長を決めればほぼ完成です。


この辺りの作業方法はshimanoのマニュアルを参考にした方がわかりやすいです(笑)

https://si.shimano.com/pdfs/dm/DM-MARD001-03-JPN.pdf

作業手順を間違えなければパーツを入れ替えるだけなので、難しいところは皆無です。


それよりパーツ選定の方がよっぽど大変でした。sunshine製のスプロケットやチェーンリングが12sのチェーンに対応するか否か情報がなかったですので。



で、完成

うんかっこいい!

RDの調整はロードバイクより余裕がある感じでしたし、難易度としてはかなり低いと思います。
ロードバイクと違い、バーテープの巻き直しも不要ですしブレーキと変速が独立しているので作業が楽です。


変速性能に関してもほぼ問題ないです。普通に使えます。


エンドアジャストボルトをめいいっぱい締めないと最大スプロケットとディレイラーのクリアランスを確保できませんでしたが、それ以外は特にすることがなかったです。


調整がイマイチなので、50t→46tが降りずらい(降りない)時がありますが、それ以外はむしろ変速性能が向上しました。

最後に(合計金額)

amazonで購入した場合、下記のようになります。

レバー3735円
Rディレイラー5962円
チェーン3061円
スプロケット5860円
チェーンリング950円
チェーンリングボルト999円
合計20567円

2万円ちょっとで1×12速化が可能でした。海外通販を利用すればもう少し安くできると思います。(私は海外通販を利用したので合計16000円弱でした。FD、RD、CN、CSのセットを購入)


ロードバイクをやっていたらわかると思いますが、この金額で変速系をほぼほぼ入れ替えることが出来るというのは驚きです。


思い立ったらすぐ実行できるレベルの金額でこれだけのアップデートができると考えれば、コスパはかなり良いと言って良いと思います。


検討中の方の参考になれば幸いです。



コメント

タイトルとURLをコピーしました